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神戸製鋼グループで29億円申告漏れ  税理士 柴森@神戸
2009/09/24 00:06

 「神戸製鋼所は18日、同社とグループ会社数社が大阪国税局の税務調査を受け、平成20年3月期までの7年間で計約29億1000万円の申告漏れを指摘されたと発表した。
 このうち、棚卸し資産の計上や、会長や社長が今年3月に引責辞任した地方議員への寄付問題などに絡んで計約4億円を所得隠しと認定された。重加算税などを含む追徴税額は計約11億3000万円で、修正申告し全額納付したという。
 同社によると、申告漏れは神戸製鋼が約19億3000万円、グループ会社が計約9億8000万円。
 このうち神戸製鋼では、製品や半製品を廃棄処分扱いとした経理処理で、一部は根拠となる書類が不十分で棚卸し資産として計上すべきだったと判断された。約5億4000万円の申告漏れで、うち約1億円は所得隠しと認定されたという。
 また寄付にからんでは、同社の加古川製鉄所(兵庫県加古川市)、高砂製作所(同県高砂市)、長府製造所(山口県下関市)の3事業所が13年以降に実施された各市議選や兵庫県議選で、社員やOBの候補者7人に政治資金規正法で禁じられた寄付を行い、総額約2700万円を肩代わりしていた。
 このうち、税法上で認められる損金算入限度額を超えた寄付金計約1000万円について、重加算税の対象となったという。
 このほか、海外のプラント工事をめぐってグループ会社に利益を移したとして約4億9000万円の申告漏れを指摘されるなどした。
 一方、グループ会社では、試験研究費の計上について、成果報告書が提出された決算期より以前に経費を計上したのは誤りとして約7億円の申告漏れを指摘されるなどしたという。
 神戸製鋼所は「一部に見解の相違はあったが、当局の調査結果に従い対応した」としている。」

これだけいろいろ7年分もやられてそのまま修正申告に応じたということは相当むちゃむちゃやってたんだろうなと想像されますね。
















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