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明治神宮1億申告漏れ 飲食費を別費目から捻出  税理士 神戸
2009/12/21 22:59

「宗教法人「明治神宮」(東京都渋谷区)が東京国税局の税務調査を受け、平成18年12月期までの5年間で約1億円の申告漏れを指摘されていたことが10日、分かった。一部は領収書などの裏付けのない職員らの飲食費などに充てられており、国税局はこの部分を所得隠しと認定した。明治神宮は修正申告に応じ、産経新聞の取材に「国税局との見解の相違があった。現在は適正に申告している」としている。
 関係者によると、申告漏れのうち大半は収益事業の売り上げの計上時期の誤りなどだったが、一部はほかの費目で捻出(ねんしゅつ)された金が神社幹部や職員の飲食費や懇親会費などに充てられており、こうした使い道については国税局は悪質な所得隠しにあたると認定した。
 税務調査は、宗教法人の税務調査を担当する国税局の課税2部資料調査課が担当した。国税庁は宗教法人に対する税務調査を強化しており、その一環とみられる。
 宗教法人は祭祀(さいし)や宗教行為といった事業は公益性などを理由に非課税とされている。しかし、敷地を使った土産物店経営などの収益事業には法人税が賦課される。ただし税率は22%で一般的な法人(30%)よりも優遇されている。
 約70万平方メートルの敷地を持つ明治神宮には、本殿のほか、神楽殿、宝物殿、至誠館がある。レストランやカフェを運営する明治記念館、明治神宮野球場やテニスコート、フットサルコートなどを運営する明治神宮外苑がグループ法人になっている。
 明治神宮は全国の初詣の参拝客がたびたび日本一となっており、女優の真矢みきさん、沢尻エリカさん、神田うのさん、鈴木紗理奈さんら有名芸能人が相次いで挙式を行ったことでも知られる。」

宗教法人はその性格上、非課税であったり低い税率であったりと税制優遇されているのに、職員の飲食費にあてられているとは勘違いもはなはだしいです。。。









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