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<商船三井>20億円申告漏れ 9億円追徴  税理士@神戸
2010/05/01 12:12

海運最大手の商船三井(東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、09年3月期までの3年間で約20億円の申告漏れを指摘されていたことが分かった。船舶の運航費を過大計上していたなどと認定されたといい、追徴税額は法人税や過少申告加算税、地方税などを含め約9億円に上るとみられる。

 関係者によると、海外の港に出入りする際や、貨物を揚げ積みする際などにかかる「運航費」について、同社は実際の費用が確定する前に見積額を計上。

 しかし、決算後に海外の港湾関連施設などからの請求額がこれを下回るケースが多数あり、国税局は過大な経費計上で利益を少なく見積もったなどと判断したとみられる。

 同社広報室は「09年3月期は特に荷動きが活発で、臨時船なども出たために見積もりが甘くなった」と説明しており、既に修正申告したという。

 同社は1942年に設立され、資本金は654億円。

 民間信用調査機関によると、09年3月期の売上高は1兆5283億円で業界1位。








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