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日本ヒューレット・パッカード470億円申\告漏れ 東京国税局指摘
2010/08/12 01:05

米コンピューター大手の日本法人、日本ヒューレット・パッカード(日本HP、東京)が東京国税局の税務調査を受け、平成18年10月期までの2年間に約470億円の申\告漏れを指摘されていたことが11日、分かった。日本HPが管理業務費として親会社に支払っていた年200億円を超す費用について、国税側は対価性に乏しく経費と認められないとして、過大な経費計上によって日本での申\告所得を少なくしたと判断したもようだ。追徴税額は過少申\告加算税を含め、約230億円とみられる。

 日本HPは指摘を不服として異議申\し立てをしたもようだ。

 関係者によると、同社は人事や総務などの管理部門を米国の親会社に集約し、その経費として17、18年に米本社に約470億円を支払った。

 だが国税局はこれらの経費について「何のサービスに対する費用かが明確でなく、対価性に乏しい」として、損金算入を認めなかったとみられる。

 米HPの昨年10月期の売上高は連結で約10兆4286億円。うち日本HPは約3630億円。

<産経新聞>




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