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医療法人30億円所得隠し=都内の不動産売却で―\東京国税局
2010/10/30 19:27

東京都港区で病院を運営していた医療法人社団「清潤会」(8月解散)が、東京国税局の税務調査を受け、2008年3月期の申\告で約30億円の所得隠しを指摘されたことが30日、分かった。病院の土地建物の売却益を意図的に申\告しなかったと判断され、追徴税額は重加算税などを含め約14億円に上るという。
 この不動産取引を仲介したNPO法人の長田喜弘元理事=詐欺\罪で公判中=も税務調査を受け、別の不動産売買の仲介手数料など約12億円の所得隠しを指摘され、4億数千万円を追徴課税されたもようだ。
 関係者などによると、07年9月に港区北青山にあった同病院の7階建て建物と理事長の所有だった土地約700平方メートルを都内のファンドに計約47億円で売却。理事長の取り分などを除く、法人所得約30億円を申\告しなかったと認定されたとみられる。
 長田元理事は、1月には旅館をめぐるうその買収話で約3億円をだまし取ったとして、神奈川県警に詐欺\容疑で逮捕された。


<時事通信>



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