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大手葬儀社グループが所得隠し=9億円、不動産証券化絡み―\名古屋国税局
2010/10/31 10:06

葬儀場「愛昇殿」などを運営する冠婚葬祭大手「愛知冠婚葬祭互助会」(名古屋市)の子会社3社が名古屋国税局の税務調査を受け、2009年までの3年間で計約9億円の所得隠しを指摘されていたことが27日、分かった。3社は、互助会が不動産を担保に証券を発行する「不動産証券化」を導入した際、投資で得た配当を業務委託料と装って互助会に支払い、所得を少なく見せ掛けていたという。
 3社は装飾品販売「ブライダルサービス」など。国税局は重加算税を含め計約3億円を追徴課税し、3社は既に修正申\告したという。
 関係者によると、3社は互助会が結婚式場や葬儀場を証券化した際、投資で得た配当の一部約9億円を業務委託料として互助会に支払ったとされる。しかし、国税局は業務委託の実体はなく、架空経費と判断したとみられる。互助会は取材に「担当者が不在でコメントできない」と話している。 

<時事通信>




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