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<中京大運営法人>理事長ら宅修繕 業者1.2億円利益供与
2010/12/04 04:18

中京大学などを運営する学校法人梅村学園(名古屋市昭和区)の梅村清弘理事長と長男の清英副理事長が、名古屋国税局の税務調査で、学園施設の施工業者から1億2000万円相当の自宅の修繕を無料で受けていたことが2日、分かった。国税局はこのうち、09年に行われた副理事長の自宅(昭和区)の修繕費用約4000万円について、副理事長が利益供与を受けながら申\告していなかったとして追徴課税したとみられる。

 関係者によると、理事長も04年に受けた自宅(愛知県豊田市)の8000万円相当の修繕費用を所得として申\告していなかったが、所得税を課税できる3年の時効にかかっていたため課税はされていないという。

 同国税局は、修繕を行った建設会社「石田組」(名古屋市千種区)について、学園施設の施工費用に理事長らの自宅の修繕費を紛れ込ませていたとみて、1億2000万円を所得隠しと認定。悪質な不正をした場合の課税期間の過去7年までさかのぼり、重加算税を含めて追徴課税した模様だ。

 梅村学園の事業報告書によると、同学園の収入は09年度約206億円で、このうち国などからの補助金が約19億円と収入の約1割を占めている。

 中京大広報部によると、梅村理事長は学園の役員に対し「石田組から請求書はもらっておらずサービスという認識だった」と話しているという。中京大教授でもある清英副理事長は広報部を通じ「(4000万円相当の)大がかりな修繕を行ったつもりはない」とコメントした。

 民間信用調査会社によると、石田組の売上高は09年9月期で46億7900万円。

<毎日新聞より>

学校法人に自分の名前をつけているところからも、会社のものは自分のもの的な感じがありありですけど、こんなところでも補助金を19億円ももらっているんですね。脱税以上にビックリです。








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