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相続税最高税率55%に引き上げ、政府税調方針
2010/12/12 06:21

 政府税制調査会は11日、2011年度税制改正で、相続税の最高税率を現行の50%から55%に引き上げる方針を固めた。

 相続する財産額から差し引いて税金を安くする基礎控除は、定額部分を5000万円から3000万円に、相続人数に応じた加算額も1人あたり1000万円から600万円にそれぞれ縮減する。税率の区分は現在の6段階から8段階に増やす。15日にも閣議決定する税制改正大綱に盛り込む方針だ。

 政府内には、相続税の増税分を11年度に3歳未満の子ども手当を上積みする財源の一部にあてる案もある。

 相続税の最高税率を引き上げ、基礎控除を縮減するのは、資産を多く持つ富裕層に負担増を求め、税収増を図るためだ。約4%と極端に富裕層に偏っている課税対象件数を約6%に増やし、是正する狙いもある。

<読売新聞より>


今までは相続財産が(5000万円+相続人の数x1000万円)までは無条件に相続税がかからなかったんですが、(3000万円+相続人の数x600万円までハードルが下がってしまいます。(例えば、配偶者+子供2人なら5000万+1000万円x3=8000万円までだったのが3000万円+600万円x3=4800万円になります)

そこそこの企業で働いて、貯金1500万円、退職金1500万円、住宅ローンを払い終わった自宅1800万円くらいのサラリーマンなんてザラにいると思うのですが、かなりの方が相続税対策を検討しないといけないことになってくると思います。すごい増税ですね〜。ある意味消費税より恐ろしい!






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