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大和ハウス、1億4千万円所得隠し 追徴課税は約4億円の見込み
2011/06/13 13:57

大和ハウス工業(大阪市)は31日、大阪国税局の税務調査を受け、平成22年3月期までの6年間で、法人所得約4億2300万円の申\告漏れを指摘されたと発表\した。このうち約1億4500万円は所得隠しと判断された。ほかに消費税約2億1700万円の申\告漏れもあり、重加算税を含め約4億円を追徴課税されたとみられる。同社はすでに修正申\告したとしている。

 同社によると、中国子会社に無償提供した図面設計ソ\フトをめぐり、ソ\フトの制作費用約7300万円について親会社側で経費計上していた。しかし、国税局はこの費用が子会社への「寄付金」に当たると指摘。仮装・隠(いん)蔽(ぺい)行為もあったとして、費用全額が所得隠しと判断されたという。

 さらに、住宅や商業施設の建設工事を受注するため、情報提供者らに手数料名目で支払った約6400万円も、経費計上できない「謝礼金」と認定され、重加算税の対象となった。

 同社は「今回の事態を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」とコメントした。


<産経新聞より>




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