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神鋼9億所得隠し、売り上げ過少計上…国税指摘
2011/07/16 04:46

 神戸製鋼所(神戸市)は15日、大阪国税局の税務調査を受け、2010年3月期までの5年間で計約16億9000万円の申\告漏れを指摘されたと発表\した。

 うち約9億1000万円は所得隠しと認定された。赤字で相殺されたため重加算税を含め、計約1億6000万円を追徴課税(更正処分)され、同社は近く納付するという。

 発表\によると、同社は海外向けのプラント機器の製造・販売を巡り、工事の進捗(しんちょく)状況に応じた売り上げを少なめに計上したほか、親会社の収益を海外子会社で計上したなどとして、同国税局から「意図的な所得隠しに当たる」と指摘されたという。

 また、機械販売後のクレーム対応費用の計上時期を誤るなどの経理ミスもあった。同社は「国税局とは見解の相違もあったが、指摘には従った。今後は適切な税務処理に努めたい」とコメントしている。

<読売新聞より>




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