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<申\告漏れ>福祉病院の医療法人「大生会」 計十\数億円
2011/10/19 17:14

総合病院を経営し、生活保護受給者の入院患者を受け入れている大阪市阿倍野区の医療法人「大生会」やその関連会社などが、大阪国税局から10年3月までの数年間にグループ全体で計十\数億円の申\告漏れを指摘されていたことが5日分かった。このうち2億円程度は悪質な所得隠しと認定され、重加算税などを含めて追徴課税(更正処分)された模様。貧困ビジネスを重点調査するなか「福祉アパート」と並んで「福祉病院」の申\告漏れが浮かび上がったという。

 関係者によると、大生会は87年6月に設立され、同市生野区で「大生病院」など3病院を経営。多数の関連法人間の取引で経費を過大計上したり、関連の医薬品会社が手数料収入を申\告しなかったりする手口で所得を圧縮していたとみられる。

 グループのオーナーも国税、地方税が未申\告で、税務調査に対して嫌がらせを繰り返したという。

 大生会はかつて病院乗っ取りの舞台となり、05年8月には関係者が大阪地検に横領容疑などで逮捕されたこともある。病院近くの住民は「経営者が代わってからほとんど地域住民は通院しない」と話す。

 大生会は「マスコミの取材には応じない」としている。

 国税当局は昨秋から、生活保護受給者を対象にした貧困ビジネスに注目。大阪市西成区のあいりん地区にある福祉アパートは西成税務署、大生会などは大阪国税局が主体となって税務調査に切り込んだ。

<毎日新聞より>





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