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大阪学院大、2億2千万円所得隠し=理事長の「経費」認めず—大阪国税局
2012/12/31 08:38

学校法人「大阪学院大学」(大阪市北区)が2011年までの7年間に、研修センターの管理費などの名目で計上した約2億2000万円について、大阪国税局が「理事長らの個人費用の肩代わりで、給与に当たる」と指摘していたことが20日、分かった。悪質な所得隠しと認定され、重加算税を含む約1億円を追徴課税された。

 関係者によると、給与と判断された支出の大半は白井善康理事長(66)名義で借りている米ハワイ・ホノルルの邸宅の保証金と管理費。大学の研修センターとされていたが、4年ほど前から使われておらず、国税局は理事長の資産と認定した。

 このほか、大学の経費で購入したパソ\コンなどを、教授らが自宅で個人的に使っているケースも給与に当たるとされた。

 大阪学院大は09年にも、白井理事長の海外出張経費として計上した約8000万円について、飲食代や妻のファーストクラス代などの私的な支出で、個人の賞与に当たると指摘されている。

 大阪学院大の坂口清隆常務理事の話 見解の相違があったが、指摘を受けて納付した。 


<時事通信より>



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