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「丸源ビル」オーナーを逮捕 28億円所得隠し、法人税法違反容疑
2013/03/05 00:00

東京・銀座などの繁華街で飲食店ビル「丸源ビル」を展開する不動産会社グループが、架空の売却損を計上するなどの手口で法人税約8億6000万円を脱税したとして、東京地検特捜部は5日、法人税法違反の疑いで、丸源ビルオーナーでビル管理会社元社長、川本源司郎容疑者(81)を逮捕した。

 丸源ビルは銀座や北九州市などの繁華街に計数十\棟あり、川本容疑者は国内外に数千億円の資産を持つとされる。米経済誌で「世界の億万長者」として紹介されたこともあった。

 関係者によると、川本容疑者は不動産の売却で赤字が発生したと装ったほか、社長を務めていたビル管理会社「東京商事」(昨年4月清算)への飲食店などからの賃料収入の一部を除外。平成23年12月期までの3年間に法人所得約28億8400万円を隠し、法人税約8億6200万円を免れた疑いが持たれている。

 東京国税局が昨年4月、同法違反容疑で丸源ビルのテナントを仲介していた不動産会社などを強制調査(査察)。川本容疑者は産経新聞の取材に「脱税に当たる行為は一切していない」として、脱税の意図を否定していた。

<産経新聞より>



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