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21億円脱税 元社長に懲役2年4月、罰金1億円 千葉地裁
2013/04/11 00:00

輸入豚肉に適用される「差額関税制度」を悪用し、関税計約21億円を免れたなどとして、関税法違反などの罪に問われた千葉県栄町の食肉卸売会社「グッドフーズ」元社長、鈴木明善被告(61)らの判決公判が10日、千葉地裁で開かれ、杉本正則裁判官は「極めて高額で、刑事責任は相当に重い」として、鈴木被告に懲役2年4月、罰金1億円(求刑懲役4年、罰金2億円)を言い渡した。

 判決によると、鈴木被告は平成20年から21年にかけて国内産よりも安価な豚肉を輸入する際、実際より高い価格を申\告。国内の基準価格との差を小さく見せかけ、差額関税を免れた。19年から21年にかけて、輸入豚肉の売り上げを計上しないなどの手口で所得を隠し、約6億円の法人税を免れた。

 鈴木被告と共謀し、法人税法違反に問われた食品卸売会社「サカエフーズ」元社長、麻生巌被告(64)に対しては「安易に加担した」として、懲役10月、執行猶予\3年、罰金400万円(求刑懲役10月、罰金500万円)を言い渡した。

<産経新聞より>





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