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りそな銀、印紙税約7000万円納付漏れ 大阪国税局指摘
2013/04/26 00:00

りそな銀行(大阪市中央区)が大阪国税局の税務調査を受け、平成24年までの3年間で印紙税約7千万円の納付漏れを指摘されていたことが25日、関係者への取材で分かった。事務手続きのミスで、書類に必要な収入印紙を張っていなかったという。張り忘れた際などに加算される「過怠税」を含めた追徴税額は約8千万円に上るとみられ、同行は今後全額納付するとしている。

 印紙税は、契約書や領収書など経済取引の関連文書に課税される税金。印紙税法で20種類の文書が課税対象とされており、内容や契約金額によって税額が変わったりする。作成者は、同法で定められた金額の収入印紙を文書に張り付け、これに消印をして納付することと定められている。

 同行や関係者によると、行員が顧客から金銭などを預かった際に、その受取額を記入して顧客に渡す「受取書」に、収入印紙を張っていなかった。行内で張り忘れのチェックもできていなかったという。

 同行は以前にも印紙税をめぐり、19〜21年の3年間で同国税局から同様の指摘を受け、過怠税を含めた約2億8千万円を納付している。

 りそな銀行は「国税局の指導を受けて、全額納付する」としている。


<産経新聞より>





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