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<所得隠し>2億9000万円 「歌舞伎町の赤ひげ先生」
2013/07/31 08:40

東京都新宿区の歌舞伎町周辺の外国人らを多く診察していることで知られる「アスカクリニック」の山中秀晅(しゅうけん)院長(52)が東京国税局の税務調査を受け、2011年までの7年間に約3億5000万円の申\告漏れを指摘されていたことが分かった。このうち、約2億9000万円は所得隠しに当たると判断された模様で、追徴税額は重加算税などを含み約1億5000万円。山中院長は既に修正申\告したとみられる。

 関係者によると、山中院長は自身が経営するクリニックを知人が経営しているように装い、事業所得として申\告すべき診療報酬をクリニックからの給与所得として申\告。さらに、知人名義での申\告の際に外国人らへの診療で得た収入の一部を除外していたとみられ、国税当局は悪質な仮装・隠蔽(いんぺい)に当たると認定した模様だ。

 所得隠しが指摘された診療は保険の利かない「自由診療」で、健康保険組合などに診療内容や金額などを示す必要がある保険診療と比べ外部から実態がつかみにくいため、これを悪用したとみられる。山中院長は保険に加入していない外国人でも積極的に診察する医師として知られ、雑誌で「歌舞伎町の赤ひげ先生」などと紹介されていた。

<毎日新聞より>




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