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宅配水販売、4400万円脱税容疑 東京国税局が告発
2014/02/06 11:00

家庭やオフィスにウオーターサーバーを設置し、ボトル入りの水を届ける宅配水会社の販売代理店「キャリーウォーター」(東京都中央区)が約1億5千万円の所得を隠し、約4400万円を脱税したとして、東京国税局が同社と実質経営者の大島昇・元社長(36)を法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが分かった。同社はすでに修正申\\\告し、納税したという。

 東日本大震災や原発事故を受けて飲料水への安全意識が高まり、宅配水事業の市場規模は1千億円に達するとされる。同社は業界大手と提携し、販売代理店としてスーパーや家電量販店で試飲を勧めるなどして顧客を獲得していた。

 関係者によると、同社は2012年3月期までの1年間に約1億5千万円の法人所得を隠し、約4400万円を脱税した疑いがある。大島元社長の知人が社長を務める実態のない会社6社に、架空の代理店手数料を支払ったように装っていたという。大島元社長は、隠した金の大半を遊興費に使ったとされる。

 キャリー社は取材に、弁護士を通じて「脱税容疑については捜査中なので回答を控えるが、既に修正申\\\告した」と回答した。登記簿や関係者によると、同社は09年設立。12年3月期の売上高は約7億6千万円


<朝日新聞より>



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