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消費税、事前申\告の社も…パイロット派遣
2014/09/10 15:26

海外のパイロット派遣会社7社が東京国税局から消費税計約2億円の申\告漏れを指摘された問題で、派遣会社の多くが「納税義務があると思わなかった」と釈明するなか、一部の会社が税務調査を受ける前から消費税を申\告していたことが分かった。

 派遣会社の中で納税意識に大きな温度差があったことになり、識者は「国税当局が消費税の申\告義務を周知徹底する必要がある」と指摘する。

 消費税を申\告していたのは、香港に本社を置くパイロット派遣会社「ワズインク・インターナショナル」。同社側の説明によると、同社は日本での派遣事業を開始した2010年から代理人の税理士を選任し、消費税の申\告に備えており、納税の義務が生じた12年分から消費税を納めていた。

 同国税局の調査では、消費税の計算ミスがあったとして数百万円の申\告漏れを指摘されたが、同社の税理士は8日、「申\告の大部分は適正だと判断された。国際ビジネスを展開する以上、現地の税法を調べるのは当たり前だ」と語り、無申\告だった派遣会社との違いを強調した。ワズインク幹部も「事前に各国の税制を調査するのはビジネスの基本。『知らなかった』では通らない」と話した。

<読売新聞より>


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