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スズキ12億申\告漏れ 名古屋国税局、在庫部品計上で指摘
2016/09/13 12:50

スズキが名古屋国税局の税務調査を受け2015年3月期までの2年間で、約12億円の申\告漏れを指摘されていたことが13日、同社への取材で分かった。同社はすでに修正申\告し、重加算税を含めた追徴約4億5千万円を全額納付している。

 同社によると、在庫として保有する部品の仕入れ費用は使用か廃棄するまで経費に計上できないが、同社は未使用のレース用オートバイ部品の費用約3億円を経費扱いとしていた。また、本来は開発終了まで経費として処理できない外部委託の開発費の一部約9億円を計上していたという。オートバイ部品の費用については「所得隠し」と認定された。

 同社側はレース用部品は頻繁に改良が行われているため、担当者が旧型部品は今後使用しないと判断し、在庫報告していなかったという。同社は「今後さらに社員教育を充実させ、再発防止に努めたい」としている。

<静岡新聞より>
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